起立性調節障害と自律神経の密接な関係

起立性調節障害起立性調節障害とは、病気ではありませんのでどうぞご安心ください。
 
このような名称をつけられますと、さも、とても重い病気なのかと思ってしまうことがありますが、そんなことはありません。起立性調節障害という「名称」は、結局は医療機関側で、「何か診断名を下さなければ保険請求が出来ない」というものに過ぎません。
 
では、何かというと、上手に身体の機能が働いていないだけですので、お子さんご自身の力を、発揮させてあげることができれば、自ずと良くなっていくものなのです。
 
以下で詳しくお話していきます。
 

自律神経の乱れ、発動不全

起立性調節障害の、大きな要因は自律神経の乱れにあります。
 
恐らく医療機関で、自律神経失調症の一種だと、そのような説明を受けた方もいらっしゃるかもしれません。
 
例えば、「朝起きられない」という主な症状があります。これはまさに、自律神経の乱れの主な症状でもあります。
 
私たちは、「活動(交感神経)」と「休息(副交感神経)」の二つの自律神経が、バランスよく働くことで、体の運行を維持しています。
 
本来、日中明るい時分に活動をし、夜になって休息モードに入っていきます。
 
夜中は十分身体を回復させ、つぎの日にきちんと活動する事が出来るために準備をし、朝に向かい徐々に活動モードに入っていき、朝めざめる。そして日中の活動に入っていきます。
 
ところが、このリズムが崩れると、朝になり明るくなっても、「活動モード」に切り替わりません。そのために、「起きられない」という症状が出てきます。
 
自律神経とは、私たちの身体を、無意識のうちに調節したり活動させたりしてくれている、ありがたい機能です。
 
それがうまく機能しなくなると、様々な症状が引き起こされるのです。
 

起立性調節障害のお子様の共通点

緊張ご来院くださるお子さんたちに共通している特徴があります。
 
それは、多くの方が首から肩にかけて、筋肉の張り(コリ)があることです。(もちろん全員ではありませんが)
 
この首の筋肉の過度な緊張(過緊張)は、自律神経の乱れを招きます。
 
それは、首には脳と全身を繋ぐ、大切な神経や血管が、密に詰まっているからです。
 
ここに圧迫が起これば、正常な神経伝達や体液循環が阻害されてしまい、さまざまな症状を引き起こす要因となります。
 
症状の原因は様々ですが大きな要素として、姿勢の乱れや、自然から剥離した生活があります。
 
現代の人は非常に姿勢が良くありません。これは、お年寄りから、成人の方・子供たちが共通の問題です。
 
昔の日本には、躾(しつけ)がありました。
 
食事の時に、テーブルに肘をついていると「ピシー」と叩かれました。
 
当時、なんで肘つきくらいでひどいな、そう思っていましたが、良い姿勢には、大切な意味があったのです。
 
躾=身が美しい。姿が綺麗ということは、良い姿勢、理にかなった姿勢だったんですね。
 
それは、健康につながるものだったようです。現在、その大切な文化がなくなっています。
 
他にも要因としては様々なものがあると考えられます。
 

パソコンやスマホの影響

それから、PCやスマホの使用は見逃せません。
 
これら電化製品の使用は、お子さんの姿勢に大きな影響を与えます。
 
特に、首、肩への負担は、大変大きいので、注意が必要です。
 
また、姿勢だけでなく、強い電磁波や画面のブルーライトの影響により、自律神経の乱れを引き起こします
 
直ちに出来ること、それは携帯やゲーム機の長時間の使用を避ける事はもちろん、寝る前や、布団の中に持ちこんでの使用は、今すぐにでも、止めていただきたいと思います。
 
もちろんこれだけではなく、環境の変化、食生活やお薬の服用、夜間の活動、冷暖房等の過度な使用、予防接種の副作用と、様々な要因が考えられます。
 
数十年前まではなかった症状が、近年出てきています。
 
便利になった現代ですが、多くの恩恵の見返りに、様々な害ももたらされていることを、知ることが大切です。
 
少しでも自然な状態に近づけることが、治癒への鍵になるのではないかと思います。
 

当院へのアクセス情報

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